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2026年10月8日(公式発表)。OpenAIのAPI changelogの10月8日の項に、gpt-6.1-sol のUltrafast modeがResponses APIへ追加されたと記載されました。changelogは日付のみの記載で、発表時刻とタイムゾーンは確認できません。この記事は2026年10月13日時点で確認できた範囲だけを扱い、速度の短縮幅のように記載がない項目は未確認として分けて示します。
GPT-6.1 SolのUltrafast modeでResponses APIに加わった変更
変わったのは、Responses APIで gpt-6.1-sol を使うときに、出力トークン間の時間を短くする動作モード(Ultrafast mode)を選べるようになった点です。changelogでは種別が Feature、対象モデルが gpt-6.1-sol、対象APIが v1/responses と表示されています。変更内容の原文は次のとおりです(対象のモデル名とAPIを添えた、公式changelogの記載です)。
Added Ultrafast mode for GPT-6.1 Sol in the Responses API. Use gpt-6.1-sol with service_tier: “ultrafast” to reduce the time between generated output tokens. It is available to all API users, subject to rate limits, with global processing and US and EU data residency. See Ultrafast pricing .
出力トークンとは、モデルが文章を生成するときに少しずつ出力する単位のことです。changelogが挙げているのは、その出力の間隔を短くするという目的までで、どの用途に向くかは述べていません。短縮幅の数値もありません。第三者の記事には倍率や計測値を挙げるものがありますが、公式の記載ではないため、この記事では事実として扱いません。
Ultrafast modeの指定方法
changelogの記載では、gpt-6.1-sol を使い、リクエストに service_tier: "ultrafast" を指定します。対象は v1/responses です。モデルIDを別のものに変えるのではなく、service_tier の値で切り替える形になります。changelogにある2つの項目だけを抜き出すと、次のとおりです。入力など、ほかの項目は省いています。
{
"model": "gpt-6.1-sol",
"service_tier": "ultrafast"
}
モデルIDが同じでも、課金が標準の区分と同じとは限りません。Ultrafast専用の料金表が別に用意されているためです(次の料金の節を参照)。回答の中身が標準の区分と同一かどうかについては、changelogに記載がありません。
設定が適用されたことをレスポンスのどこで確かめるのかは、changelogに記載がなく、公式ドキュメントのUltrafastの説明で確認する必要があります。画面から設定する操作も、changelogには出てきません。
提供条件と対象ユーザー
対象は「全APIユーザー」で、レート制限の範囲内という条件が付いています。処理は global processing(グローバル処理)で、データレジデンシーはUSとEUが記載されています。データレジデンシーとは、データを保存・処理する地域に関する条件のことです。記載ごとに、読み取れる範囲を分けると次のようになります。
| 項目 | changelogの記載 | 読み取れること | 読み取れないこと |
|---|---|---|---|
| 対象ユーザー | all API users | 特定の契約区分に限定する旨はこの項にない | 提供プランや提供段階(一般提供かどうか) |
| 利用量 | subject to rate limits | レート制限の範囲で使える | 具体的な制限値 |
| 処理 | global processing | グローバルな処理が前提 | 処理される国・地域の内訳 |
| データレジデンシー | US and EU | USとEUの指定が記載されている | 日本を含む他地域の扱い、保存場所と処理場所の関係 |
「全APIユーザー」は制限なしで使えるという意味ではなく、自社のレート制限がUltrafastの利用量に足りるかは、この項からは分かりません。ChatGPTやCodexでの提供も、この項には記載がありません。
料金ページの現在の表示と読み方
changelogの項に料金の数値はなく、“See Ultrafast pricing” として料金ページへの案内があるだけです。リンク先は OpenAI API pricing(Ultrafast) です。
次の表は、2026年10月13日に確認したこのページの gpt-6.1-sol の行です(1Mトークンあたり、USD)。ページに更新日の記載がないため、10月8日時点の価格と同じとは断定できません。changelogの記載とは切り離して、現在の表示として読んでください。
| 区分 | Short context | Long context |
|---|---|---|
| input | $12.00 | $24.00 |
| cached input | $0.60 | $1.20 |
| cache writes | $15.00 | $30.00 |
| output | $60.00 | $90.00 |
ページの脚注では、Short contextは272K input tokens以下、Long contextは272K input tokensを超える場合とされています。入力トークン数が272Kの境界をまたぐかどうかで、単価の列が変わる構成です。cached inputとcache writesにも別の単価が設定されています。
標準の区分との倍率は、公式ページ上では確認できていません。見積もりには、利用時点で開いたページの表示を使うのが確実です。
日本の読者が社内で確認すること
changelogの項には日本についての記載がなく、日本での処理や保存がどう扱われるかは読み取れません。データレジデンシーの記載がUSとEUである点は、社内の取扱規程と照らす必要があります。確認の順序は次のとおりです。
- 自社の情報の取扱規程が、処理や保存の場所についてどんな条件を定めているかを確認する
- 現在
gpt-6.1-solで扱っているデータの種類を洗い出し、Ultrafastで処理してよい区分かを判断する - グローバル処理と、USおよびEUのデータレジデンシーが何を意味するかを、公式ドキュメントと契約条件で突き合わせる
- 速度が事業上どれだけ重要かを、料金ページの表示と並べて見積もり、採用可否を決める
処理場所と保存場所の関係は、changelogの文面だけでは断定できません。社内への説明は、公式資料や契約窓口で裏づけが取れた範囲にとどめるのが安全です。
まとめ:2026年10月13日時点で言えること、言えないこと
changelogの記載から確認できたのは、Ultrafast modeの追加、指定方法、提供条件、料金の参照先の4点です。次の表に、確認できた範囲と未確認の範囲を並べます。
| 区分 | 項目 | 内容 |
|---|---|---|
| 確認できた | 追加内容 | Responses APIで gpt-6.1-sol のUltrafast modeが追加された |
| 確認できた | 指定方法 | service_tier: "ultrafast" を指定する。対象は v1/responses |
| 確認できた | 提供条件 | 全APIユーザー、レート制限あり、グローバル処理、USとEUのデータレジデンシー |
| 確認できた | 料金の参照先 | Ultrafast pricingのページを参照する |
| 確認できた(日付記載なし) | 料金ページの構成 | 272K input tokensを境にShort/Longの区分があり、input・cached input・cache writes・outputの単価が並ぶ |
| 未確認 | 速度 | 短縮幅や性能の下限 |
| 未確認 | 料金 | 標準の区分との倍率、表示価格が10月8日時点かどうか |
| 未確認 | 利用条件 | 具体的なレート制限値、対応リージョンの詳細、提供プランや提供段階 |
| 未確認 | 提供先 | ChatGPTやCodexでの提供 |
| 未確認 | 運用 | 設定後の成功状態の確認方法、処理場所と保存場所の関係、発表時刻 |
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